家づくり日記

2012年2月20日

いのちの住まい『ビオ・キューブ』誕生 (5) 構造編その1

Filed under: ビオ・キューブ 小さな家 — ochiai @ 7:14 PM

埼玉県川越市は埼玉の西部地域の木材産地の近くに位置します。また、近くの群馬や栃木にも木材の産出地が多くあります。                                                        『ビオ・キューブ』に使われる構造材や加工木材はすべてこれら産出地の国産材です。                                          ウッドマイルズhttp://woodmiles.net/                                                                     (木材の輸送にかかわるエネルギー、CO2等の排出削減と地域材活用の活性化を目指す) の考えに沿うものです。

 

 

 

 

埼玉県飯能 細田木材 プレカット工場。構造材のプレカットをお願いしています。                                                          機械加工だけでなく、職人さんによる手加工も出来る貴重なプレカット工場です。      

                                                                  

                                                           埼玉県日高市 石井ウッド㈱でのパネル製作。 写真は壁パネルにセルロースファイバー135mmを充填中。このパネルは無機質で耐力面材の三菱モイスを使い、この工場でセルロースファイバーを充填して、フルパネルに しています。                                 当社開発で岐阜県の森林文化アカデミー で壁耐力を検証した耐震パネルです。                                                                                                                                                                                                                                         

                                                                                                                                                                                                         

 

 

 

                                                                            屋根に使う BSパネル(釘打集積板材)。                                                                        設計者の石川恒夫さん(前橋工科大学大学院準教授/ビオハウス・ジャパン設計事務所)考案のものです。 http://www1a.biglobe.ne.jp/bio_haus_japan/                                                                  30mm×90mm×3650mmの杉棒を接着剤を使わずに 釘打ちしてパネルにしています。                                         90mmの厚さはなかなか壮観でもあります。熱容量 も大きく、ウール断熱材200mmと相まって、安定した温熱環境に寄与してくれます。 

2012年2月17日

いのちの住まい『ビオ・キューブ』誕生 (4) 基礎 編

Filed under: ビオ・キューブ 小さな家 — ochiai @ 11:22 PM

 

 

 (財)住宅保障機構の配筋検査を受けます。

 

 

   ホールダウン金物はSRP㈱の金物を使います。金物を外部に出さず柱に埋め込むためです。杉のKD材の使用で、許容耐力41.15kNの性能認定を受けている優れものです。                                        ちなみに基礎幅は180mm、土台は150mm×120mmの桧材、柱はすべて150mm×120mmの杉材です。壁の厚みを150mmにして断熱材の充填幅を大きく取りたかったからです。

 

 基礎断熱を採用しています。床下空間を一定の乾燥状態に保てて、1階の室内環境と同じに出来るので採用しています。 断熱材はゲーテハウスのコリグラスという40mm厚のガラス発泡の断熱材を使います。                       熱伝導率0.04~0.05W/m・k、透湿性はなく、シロアリに強く、防火性能、耐久性にも定評のあるものです。

 現況で、関東地域で使うものでは一番バランスのよい基礎断熱材だと思います。                              ただし、価格が少し高いのがネックでもありますが。

いのちの住まい『ビオ・キューブ』誕生 (3) 建物の概要

Filed under: ビオ・キューブ 小さな家 — ochiai @ 4:01 PM

『ビオ・キューブ』の概要。

30坪の敷地に キューブな外観で、車2台分のインナーカーポートをもつ、総面積30坪、床面積27.5坪の住まい。予算約2000万円(税含む)。

一品生産にも、工業化による大量生産にも偏らない《第三の道》としての生産システムを指向しました。この時代、電気や石油資源、 エネルギーは本当に必要とされているものに使い、住宅などは出来るだけ低エネルギーで創るべきです。『ビオ・キューブ』は文字通り原始力で建てた住まい。低エネルギーで創り、住まい近くで採取された自然の素材に囲まれた空間で心豊かに、そして地域にふさわしい断熱・気密施工によって省エネルギーな生活を可能にする、そんなテーマで創られています。

岐阜の森林文化アカデミーでの壁耐力試験でその耐力を実証してきた壁パネル、地域の杉材でこしらえた木製窓や内部建具などのオリジナル部材など、自然素材をデザインに活かしながら《キュービック》 型の特性をいかしてコストパフォマンスの高い住まいになっています。

 

 

 

2012年2月12日

いのちの住まい『ビオ・キューブ』誕生((2)バウビオロギー って何? )

Filed under: ビオ・キューブ 小さな家 — ochiai @ 5:04 PM

                                                          

  

「ビオ・キューブ」と「バウビオロギー」って何?

バウビオロギー[Baubiologie]はドイツ語の「建築(Bau)」「生命(Bio)」「学問(Logos)」からなる造語で、日本ではでは建築生物学と訳されています。デザインや美的な観点のみならず、生物学の視点から住まいを見つめます。住まいは私たちの健康と安全を守ってくれる「巣」。そこの気候風土を活かし、地域環境や健康への負荷をかけない、人に地球にやさしい「巣」=住まいづくりを目指します。『ビオ・キューブ』は文字通り『いのちの四角い箱』であり、鳥や生き物が帰っていく『巣・住み家』だと考えています。ですからその地域で出来た材料を選び、地域の職人さんたちと一緒に施主に協力して創っていきます。鳥や生き物が自分たちの巣に害がある物や将来

ゴミになるようなものを運び込まないのと同様、私たちの巣創りもその様なものは使いたくありません。そして、簡素に出来るだけ余計なデコレーションを排除して経済性を高めて四角い形にまとめ上げたのが『ビオ・キューブ』です。その意味では《巣=素》なのかも知れません。

いのちの住まい『ビオ・キューブ』誕生(初)

Filed under: ビオ・キューブ 小さな家 — ochiai @ 1:33 PM

 

 

 

 

 

 

 

 

バウビオロギーの住まいを広めたいと考えて、日本バウビオロギー研究会を主宰する前橋工大の石川恒夫先生と創った『ビオ・キューブ』がさいたま市大宮区に完成しました。その完成までの過程と性能や特徴などをこのブログに連載します。家族が生活を営む ‘巣(素)としての住まい’、特に予算と性能、健康と環境を念頭においた30代のご家族の方、これから第二の人生を送られるご夫婦などには理想的な小さな住まいだと自負しております。

2011年6月13日

オーガニック畳み と お米つくり

Filed under: お米つくりと畳みづくり — ochiai @ 12:13 PM

10年ほど前から、手作業の無農薬米作りのお手伝いを続けています。今年はもう少し頑張ろうと思い、スタッフになって、青木さん橋本さんと3人で準備に追われていましたが、先週6月5日、無事田植えを終えました。4月の苗床への播種から始まり、田起しや畦の草刈り、田に水を入れて土を均す代掻きなどの準備を終えての田植えでした。僕と同様長年この田圃にかかわってきた人たち30人程が集まり、田植えを楽しみました。 

自分たちで作った無農薬米を味わうのは勿論楽しみですが、この稲藁を使って、地元の畳やさん、岡田本店さんとのコラボでの畳みづくりも楽しみです。自分で育てた無農薬の稲藁を使った畳みはまた、格別です。枚数に限りがありますが、ご希望の方にはお分けしています。お声を掛けてください。 

  

 

 

オーガニック畳み「青空」
2011年5月13日

自然素材を紹介しました。 / 住宅雑誌 「住む」

Filed under: バウビオロギー — ochiai @ 5:53 PM
                                
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
住宅雑誌「住む」の春号に原稿を書きました。「特集・時をつなぐたしかな改修。」のなかの「自力改修のための自然素材」というコーナーです。 
なんでもかんでも業者に任せるのではなくて、自分で手を入れられるところは自分たちで改修したい、という人のための扱いやすい自然素材の建材を紹介しました。
私たちが普段現場で使っている自然素材を中心に、「床を張る」では栃木のアカマツ、信州カラマツ、徳島の木頭杉に天然素材の接着剤、「床板の塗装」ではおなじみの
ドイツの自然塗料や外部に使う国産の木材保護塗料、木蝋ワックスや米ワックスなど国産の使いやすい表面保護材など、「壁紙を貼る」では地元ときがわ町の手漉き和紙や
オーガニックの布クロスなどを、また「壁を塗る」では素人でも無難に塗れる生石灰クリームや漆喰塗料などを紹介しました。20年近く自然素材の家づくりを行っていると、
色々なおもしろい材料に出会います。外国の映画に出てくるような家族で模様替えを行う様子が、日本でももっと増えてくる時代だと思います。使用する自然素材のご相談も歓迎しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
                                                                                                                                   

オレンジページのムック本 「 エコな暮らしができる家づくり」 で 「オーガニックたたみ・青空」を紹介頂きました。

Filed under: 雑誌、書籍に掲載 — ochiai @ 12:32 AM

 

 オレンジページのムック本「エコな暮らしができる家づくり」で地元の畳やさん「岡田本店」さんと一緒に作っている「オーガニックたたみ・青空」を紹介して頂きました。 

 この畳みは私(代表・落合)が近くの田圃で仲間達と一緒に作っている無農薬米の稲藁を使い、人に安全で、廃棄時に土に還ることを配慮した、地元川越産の畳みです。 

 縁もオーガニックコットンを柿渋で染め、縫製は麻糸を使っています。日本一安心、安全な畳みだと自負しています。  

今年もお米つくりが始まりました。苗床に播種の様子。

 

籾も順調に成長中。5月29日はいよいよ田植えです!

  

2011年5月11日

新宿OZONEでセミナー開催/バウビオロギー研究会

Filed under: バウビオロギー — ochiai @ 10:07 AM

東日本大震災もあって、更新が疎かになっていました。またお知らせ等順次公開していきます。まずは、新宿のOZONEと軽井沢でのセミナーがありました。

新宿OZONEでのセミナーは大盛況でした。

3月3日、リビングデザインセンターOZONEでドイツのバウビオローゲ(建築生物学を修めた建築家)であるブランク先生による住宅セミナを行いました。OZONEとの共催ということもあって、単なる自然素材の家やエコハウスに飽き足りない大勢の人たちが会場を埋めました。研究会では引き続き5,6日と軽井沢の恵みシャーレーを会場にして、合宿形式で勉強会を行ってきました。ブランク先生は、東洋の哲学や民族学、風習、そして私たちにも身近な風水や家相などにも詳しく、その知見に立ってバウビオロギー建築の意味合いを講義されました。特にその土地のもっている潜在的な力をダウジングなどの実習を通して示され、参加者はとても興味深くお話しを聞いていました。ただ単に木材や土などの自然の素材を使えばよい、という断片的な要素だけで論じるのではなく、例えばその敷地の磁場の配慮から始まり、住まいを通して、住まい手の気持ちが、どうすれば良い状態で維持できるのかなど、設計上、施工上の面からお話し頂きました。軽井沢のすがすがしい環境の中で、住いの作り手としての精神性や気持ちの持ち方の大切さが学べた2日間でした。 帰りがけに吉村順三氏のハーモニーハウスを見学できました。のびやかながら変化に富んだ構成が印象的でした。

軽井沢でのブランク先生によるダウジングの実習

ハーモニーハウス別館

2011年3月15日

東北地方太平洋沖地震に被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

Filed under: 未分類 — ochiai @ 11:38 PM

私の住む埼玉県川越でも被災から5日が経ったこの夜半に、何度も大きな余震を感じて思わず立ち上がってしまいました。被災地の皆様や福島の原子力発電所の近郊の方々を思うと、言葉が出ません。ただただ一刻も早く、余震が落ち着き、放射能汚染も最小限に済むよう、祈るばかりです。大自然の反動の前に建築にたづさわる者として、一種の絶望的な想いでここ数日過ごしてしまいましたが、これからの家づくりのなかで、自分たちに何が出来るのか、人間の住まいとは何なのか、原点に還って考えたいと思っています。

 

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