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健康のこと、環境のこと、山のこと。家づくりにまつわる様々なストーリー。

 お客様と一緒につくる暮らしよい家。その家づくりにはお客様の想いや、エコ・もの・ファームの想い、さまざまなストーリーが織り込まれます。 特にエコ・もの・ファームの家づくりの考え方のベースにあるのが、ドイツ、スイスで発展した「バウビオロギー」というもの、〈崩れつつある環境の調和を取り戻し、健康的な住空間を求める〉ことをテーマにします。これは〈ひとと環境を大切にした住まい〉を創りたい、平成7年から続けてきた〈自然素材を使った家づくり〉に通じる気持ちです。個人の健康のことも大切、それと同じように私たちの地球環境への気遣いを大切にしたい。私の、そしてあなたの子供たちへ、いま以上の良好な地球環境で引き継ぎたい、と願います。ゴミを出さない家づくり、山を地域を元気にする家づくり。 そんな、エコ・もの・ファームのこだわりどころをご紹介します。

story01 : 山から始まる家づくり。

伐採見学会
空師(そらし)の様子/ときがわ町にて

 かつて日本では、生活の中で木を使う事と山を維持する事が密接に関わり、人々の暮らしと山が循環的な関係を持っていました。木を使う事で人手や資金が山に還元され、間伐や植林など適切な管理が行われるのです。良く手入れのされた山には日が差し込み、下草がはえて豊かな生態系の温床でもあります。使うと一方的に減ってゆく石油などの枯渇資源に対して、木材は循環的に生まれ来る、環境的に非常に可能性の高い材料です。一方で逆に手入れのされない森は、木々の密度が上がり日が入らず、地表が剥き出しになって雨によって土壌が流されてしまいます。 材木の質も低下して、余計に手入れがされなくなるという悪循環を迎える場合もあります。

 さて、視点を家々の立ち並ぶ町へ移すと、そこで使われている木はどこで採れたものでしょうか。実は住宅産業全体でみると国産材は2割程度しか使われていないのです。残りの8割は海外からはるばる運ばれてきたものです。日本で生まれ育った杉や桧といった材は、やはり日本の気候風土や住まいにかなったものです。山々に囲まれ、こうした豊かな森林資源に囲まれているにもかかわらず、わずかばかりのコストや流通の事情から、日本の木と山は私たちの生活から遠ざかったものとなっていました。

 はるばる海を渡ってきた輸入された材木には、多くのエネルギーコストがかかっています。例えば 1m3当たりの輸送過程におけるCO2排出量は地域材と比べて、安価なロシア材で6倍、欧州材に至っては約15倍もの違いがあります。持続可能な林業に対する意識も高まってきていますが、中には一方的に森林を伐採する形で生産された木材も輸入されており、商社が日本の家を建てるために、他国の木を買い漁る構図が今なお続いています。

 これからの地球のあり方、暮らし・住まいのあり方を考えた時に家づくりは「山から始まる」のではないでしょうか。しかも身近な山から始まります。余計なエネルギーを消費せずに、住まいの近くから暮らしに適った材料を得る。こうした住まいは気候や風土を活かした心地よいものとなるはずです。その暮らしの裏側でまた山が活かされるのです。

story02 : 健全な素材にとことんこだわる。

自然素材を使った内観
柱梁、床壁にふんだんに使われる無垢材。
壁はドイツブレーマー社のアラパスタ粘土。

 エコ・もの・ファームの出発点の一つが「ひとを大切にした住まい」です。「ひとが健康に生活できること」とは住まいの基本的な条件ですが、かつてシックハウスが問題になった時、安全性に問題のある建材が身の回りにあふれている事が判明しました。楽しい暮らしが待っていたはずの新しい住まいで、シックハウスとの闘いを強いられたとはよく耳にした話です。エコ・もの・ファームは設立以来、シックハウスを発生させない、悪化させない家づくりを目指して、多くの情報を集め、信頼できる素材を選んだり、開発してきました。

 今では、多くの情報が出回り、法的な安全性の確認、メーカーの改善などもあって、以前のようなシックハウス症状は見なくなりました。しかし、建材と健康に関する情報は日々更新されますし、必要以上に安全性や浄化作用を謳ったものもあります。また、室内環境の質を考えるには個々の建材の安全性や性能だけではなく、住宅全体で考える必要があります。こうした点から考えると、現在でも建材の安全性に対して充分な知識と配慮が必要です。

 これまでエコ・もの・ファームはドイツの自然塗料、オーストラリアの羊毛断熱材など独自ルートから入手したエコ建材などを活用してきました。これからは、素材や建材はなるべく国産のものにしたいとのこともあって、最近は断熱材も国産のセルロースファイバーや北海道で可動し始めたドイツ特許の木繊維断熱材を使おうと思っています。健康や環境へ負担をかけないエコ建材は日々進歩しています。私たちは国内産地を歩いて自分たちの価値観で選択したエコ建材を、オリジナルな構造体、仕上げ材として活かした家づくりをしています。

 また素材を選ぶ際には安全性に加えて、機能的にもデザイン的にもロングライフである事が重要だと考えます。日本の住宅の平均寿命は約26年ぐらいだと言われていますが、これはあまりにも短いサイクルです。丈夫でメンテナンスも出来る素材、すぐに飽きてしまうものではなく、日ごとに味わいと愛着の深まるような素材。こうした健全な素材にとことんこだわっています。

story03 : 環境を大切にする。

オリジナルパネル
地場産の杉材を使ったオリジナルパネル 

 安全性の問題が一段落した今、エコ・もの・ファームは家づくりの大きな課題は「環境」だと考えています。

 今の家づくりは資源・エネルギー・ゴミといった点で環境へ一方的に負担をかける形で行われています。資源やエネルギーがいつまで持つのか?環境は汚染されないのか?将来の環境に不安が残ります。一方で近隣の産地の木材を使うなど、エネルギーをセーブし、自然と人間の活動が循環的に営まれる、そんな家づくりの方法があるのではないかと模索してきました。その結果の一つとして、エコ・もの・ファームは地場産の杉材を活用したオリジナルのパネル工法の開発などを行ってきました。

 また、これから家をつくろうという時に「住宅のゴミ」などと言い出すと、面食らわれるかもしれませんが、家をつくる時に出るゴミ、あるいは家が解体される時、木質・金属・樹脂・紙などが一体的に組み合わされた複合建材は破棄されるのに多くのリスクを負います。分離させるのに多大なエネルギーを必要としたり、埋め立てた際に土壌を汚染する可能性もあります。住み手の方は、なかなかこうした住宅のゴミを目の当たりにする機会が少なく実感がわかないかもしれません。しかしほとんどの住宅に大量に使われる壁下地のプラスターボードでさえ、健康の安全性に問題はなくとも、こうしたゴミとしてのリスクを含んでいるのです。

 出来るだけシンプルに素材の特性を活かすことで、こうしたゴミのリスクは低減できると考えています。地場産杉のオリジナルパネルを使った現場では、驚く程にゴミが少なく、また出たゴミも単純に焼却処分できる簡単なものばかりでした。

 建材は安全性に加えて地球環境に負荷を掛けないことを念頭に置いて、選択をしています。基準は製造時から廃棄時に至るまで、大量のエネルギーを消耗しないということです。必然的に自然素材、無機質な建材が多くなります。特に石油などの枯渇資源を原料にしている建材や合成化学物質については出来るだけ使わない様にしています。

 また、住み始めてからのエネルギー消費も、お客様の暮らし方や地域に合わせて家づくりを行う事で、出来るだけ抑えた住まいを目指しています。エアコンに頼りきりではなく、家の基本性能を高める事で、快適性とエコロジーを両立させる事が出来るのです。

story04 : 地域性・敷地の特性・自然を活かした住まい。

外観
杉材を使った味わいのある外観。
窓には断熱性に優れた木製サッシを使用。

 古い民家を見ると、その土地の自然や文化に合わせて、住まいには工夫がなされ、それが家や町並みの特徴になっていたりします。地元、川越もそんな風情が随所に残る土地です。今では、全国どこでも画一的な家が建ち並ぶようになりましたが、エコ・もの・ファームはやはり家づくりにはこの地域性というものが大切だと考えています。

 一つは地域に根ざした人的資源、つまり職人さんやメーカー、生産者を活かす事です。近隣のコミュニケーションならではの柔軟性は、こだわりの家づくりには欠かせないものです。これまでも木製サッシや温水パネルなどの建材などメーカーと共同開発したもの、オーガニックの畳み、通気建具など地域の業者さんに協力してオリジナルのアイテムを開発してきました。

 2つ目は地域や敷地の自然を活かすことです。関東地域であれば、関東の風土・気候にあった、断熱.気密などの家の基本性能があります。過剰に高いスペックで家を囲い込んで、外部と切り離された密閉住宅をつくる必要もありませんし、性能不足では十分な快適性をえられません。地域に適した家の性能が最適なのです。エコ・もの・ファームでは次世帯省エネ基準に照らし合わせた性能を担保しています。またどんな敷地でも日当りや通風といった自然の個性があります。地域や敷地の特性を活かす事によって自然・環境と調和した心地よい家づくりが出来るのです。

 3つ目は町並みや、景観を大切にするという事です。流行のスタイルや住まい手の個性を一方的に主張する家ではなく、自然と町並みにとけ込み味わいや和みのあるそんな家をつくりたいと思っています。

story05 : 一緒につくるお客様のための家

 これまでは作り手のお話をしてきましたが、もちろんお客まさにも「家を建てよう!」と決心するまでに様々なストーリーがあったに違いありません。

 私たち、家のつくり手が直接お客様の想いをおうかがいするのはとても大切な事です。お客様のためのオリジナルな家づくりの第一歩です。エコ・もの・ファームでは最初のお顔合わせから、アフターメンテナンスまで、一人の人間がきちんとつき合います。フリープランならではの自由な暮らし心地は、お客様の暮らしのビジョンをつくり手が丁寧に読み取るからこそ出来るものです。また定期的なメンテナンスは家の寿命や住み心地を高めます。こうしたお手入れもやはり家を建てた人が一番良く分かっています。安心して住み続けられる家には、建てた後にも続くつくり手と住まい手の関係は大切です。当たり前のような話にも思えますが、建て売りや営業・設計・職人が分離した大手のハウスメーカーではお客様の希望や想いは、つくり手には届きません。

 一方で、お客様にも「家族の健康を守りたい」「環境を大切にする」といったエコ・もの・ファームの家づくりに対する姿勢や考え方を感じてもらいたいと思っています。住み手の気持ちが隅々まで行き届いた家、つくり手の丹精が込められた家は、こうした住まい手とつくり手の関係から始まります。

 お客様とつくり手と、お互いの想いや考え方を出し合い、一緒に家づくりをしませんか?

story06 : ストーリーをつなぐオリジナルなアイデア。

 一つの家づくりには、様々なストーリーがつまっています。つくり手の事、地球の事、自然の事、地域の事。
 そして住まい手が持つ様々な想い、家族の事、将来の事、趣味や仕事、憩い。
 家づくりには、実に様々な物事がかかわり合いますが、それぞれが一つにつながる事で、家は一つの形となって完成します。

 そんなふうに、一つにつなげる力。それはオリジナルなアイデアです。

 例えばエコ・もの・ファームが開発したオリジナルのパネル工法は、地場の木材・最新のエコ建材<モイス>・高性能でエコな断熱材<セルロースファイバー>を組み合わせ、耐震性や耐火性、快適性を備えています。そして地域の山、環境への配慮、住まいの機能性、そして住まい手を結ぶアイテムです。

 お客様に心地よく楽しい住まいをつくりたい、そしてその裏側で山を元気にしたい、健康な環境を子ども達の未来へ残したい。住まい、環境・食品など家づくりと暮らしに関わる新しい情報に常に興味を持ち、こうしたオリジナルなアイデアをお客様との出会いの中で形にしていけたらと願っています。